久保さんは僕を許さない・ポエムデータベース２（第21話～第40話）

※20話でひとまとまりにします。内容および話数は、スマホアプリ「ジャンプ＋」掲載のものです。なお、原典はほぼ縦書きです。
※誤りがありましたら遠慮会釈なくご指摘ください。

【episode.021】病欠と誤送信
（扉絵）
君の家に着くまでずっと走っていく。
胸のドキドキの正体を、教えるのはまだ早いから。
（結び）
スマホ越し、指先のいたずら。すれ違いこそが青春なんです。

【episode.022】保健室と主人公
（扉絵）
きっと今夜、私は、
世界で一番、独りぼっちで、
世界で一番、わがままで、
世界で一番、君に逢いたい。
（結び）
誰だって、誰かの特別になれる。僕（モブ）がそうなら、信じても良いかも。

【episode.023】雨の日と帰り道
（扉絵）
雨の日には想像力なんていらない。
だって、絶対感度のロマンティックが、
世界のすべてに染み込んでいくから。
（結び）
やっぱり、全部ヒロイン（久保さん）のてのひらの上で――…。

【episode.024】昼休みと玉子焼き
（扉絵）
初恋はレモンの味がするらしい。
私はまだ、シャンプーと制汗剤の香りしか知らない。
（結び）
昼休み、二人だけの小さな冒険。

【episode.025】マウントと仲良しの定義
（扉絵）
帰り道、照れ屋な君はいつも早足で、
だから私はスキップで応戦するのだ。
（結び）
嘘じゃないんだよ、沙貴ちゃん。

【episode.026】赤ペンとおそろい
（扉絵）
ひとりぼっちの夜は怖い。
だけど、君がいることを当たり前にしたくない。
（結び）
久保さんはその偶然（チャンス）を逃さない――…。

【episode.027】お泊り会と次の学年
（扉絵）
病名は不明。治療法は模索中。
特効薬とも、劇薬とも、
分からない君に会いに行く。
（結び）
青春は恋だけじゃ育たないから。

【episode.028】詰め放題とお誘い
（扉絵）
あの曲がり角の5歩手前。
髪を押さえて、息を気にして、戦闘モードをオンにして、
平和な顔を待ち受ける。
（結び）
やるしかないね♡

【episode.029】再挑戦と初成功
（扉絵）
青春の美しさ、なんて、
曖昧なものはきっと無くて。
美しい花と、美しい時間が、そこに有るだけ。
（結び）
なんて曖味な
三角関係…。

【episode.030】お花見とハンバーグ
（扉絵）
―なし―
（結び）
久保さん、
激おこ。

【episode.031】お花見とすれ違い
（扉絵）
昼休み、
君を見下ろす大根の月は、
昨日見た私の夢の残像。
（結び）
その後ろ姿は、
まるで――…。

【episode.032】新学期とクラス替え
（扉絵）
季節が巡っても、取り残されるもの。
小さくなったシャツ、聴かなくなったＣＤ、
咲けなかった春の花、叶わなかった恋心。
（結び）
誰だって、誰かの特別になれる。退屈な日常（きのう）が、大切な青春（あした）になる。

【episode.033】委員会と花壇
（扉絵）
君が望むなら、どんな私にだってなれる。
だから、どんなに寂しがりでも、我儘でも、
その私ごと見つめてほしい。
（結び）
似合わない――…。

【episode.034】友達と橋渡し（※珍しく、扉絵ポエムが横書きの回です）
（扉絵）
君が行くところ全部に、
一緒に行きたいなんて言わない。
だけど、疲れた時には必ず、
私のところに帰ってきて欲しい。
（結び）
君が少しずつ、成長していく。
私の中でも、何かが膨らんでゆく。

【episode.035】レモンと青春
（扉絵）
“それ”は素敵なことだと、皆口々に言う。
ても、その入り口がどこにあるのか、
誰も教えてくれない。
（結び）
言葉にして、名前を付けて――ひとつ、またひとつ、二人の距離を確かめる。

【episode.036】黒板消しと好きな髪型
（扉絵）
体の容量も、心の容量も、君と私は違っている。
その隙間に入り込む愛しさや寂しさを、
君も感じてくれているだろうか。
（結び）
無色透明に隠された、君の色を探す。

【episode.037】はじめてのおつかい
（扉絵）
もしも一つだけ魔法が使えたら。
君を誘惑するより、
時間を止めるより、
未来を変えるより、
君の好きなものを全部知りたい。
（結び）
久保さんは姉に勝てない…。

【episode.038】背比べと壁ドン
（扉絵）
何色でもない空に、私たちが青や茜を映すように。
無色透明の君に私の想いを映して、その名前で呼んで。
（結び）
日常にひそむ、ドキドキの種。

【episode.039】身体測定とジャージ
（扉絵）
言葉の迷宮、偶然の詐術。
引き当てた正解が裏返っても、
不思議の国からは抜け出せない。
（結び）
でも本当に成長して欲しいのは――…。

【episode.40】劇場版と満員電車
（扉絵）
シュプレヒコールも鳴り止んで。
夏の終わりに降るカクテル光線。
思い出の中で君が白く消える。
（結び）
―なし―

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